フルムーンの見える家(横浜市神奈川区)
第44回「神奈川建築コンクール」奨励賞受賞
1.条件と概要
  • 家族構成:夫婦+夫の母
  • 設計時のコンセプト:狭小住宅 快適住環境への挑戦
    (狭い土地・道路斜線・北側斜線・セットバック・三方隣家・三世帯同居等)
  • 竣工年月:1998年8月
  • 構造/規模:鉄骨造/3階建て 
            敷地面積(20.42坪)建坪(12.18坪)
            延床面積(30.32坪)
2.我が家の自慢
  1. 3階は、月明かりに照らされて眠れるところ。
  2. 2階のダイニング兼リビングの大きなテーブル
  3. 西側以外の三方が隣家に囲まれているのに明るい室内(採光の工夫)
  4. 狭くても圧迫感を感じさせない設計(各所)
  5. 階段コーナーを利用した書斎スペース
3.我が家のこだわり、譲れなかったところ
  1. 部屋のなかにレンガを使ってほしかった。1階のみ壁面にレンガ
  2. 限られたスペースの中でミニ書斎を作ってもらった。
  3. 2階にシャワールームをつけてもらった。
4.コスト
二世帯住宅の為、一般よりコスト高
しかし、設計料を含んでも他のハウスメーカーより安くできたと思う。
ジェイさん初め担当の佐藤さんにお任せ、、、がんばって頂きました。
5.家づくりについて
  1.  夫婦共に両親と一緒に住みたいとの思いから夫の両親、妻の両親との同居を前提に家作りが始まりました。最初は、ハウスメーカーに見学に行き何社からか見積もりを取りましたが、出てきた設計は、どこも間取りが箱型で納得いかず、いろいろな家作りの雑誌を買い研究していました。
     ある時女性雑誌に載っていた家が気に入り設計家にお電話したのがジェイさんとのお付き合いの始まりでした。
  2. 共働きの為、打ち合わせは、仕事帰りに事務所で時間の経つのも忘れ23時ごろまでが何回か・・・体力的にも 肉体的にもつらいこともありましたが家ができた時には、つらいことが飛んでしまったような。。。
6.妥協したこと、我慢したこと
予算の関係でいろいろと妥協したとこがあったかもしてませんが、わすれてしまいました。
7.反省点
  • レンジフードの給排気を強力のものにすればよかった。
  • 2階和室の出入口を増やせばよかった。(トイレ側)
8.住んでから変わった生活パターン、生活への影響など
  • 友人との飲み会を自宅で開催することが多くなった。
  • お互いの両親の状態をすぐに感じとれ、具合が悪いときなどは、すぐに対応が取れたこと。
  • 3家族が助け合いながら暮らせたこと。
9.我が家のこれから
  • シンプルな生活
    (使わないものは、極力処分するよう心がけようと思っているのですが・・・。^^;)
  • 友人がいつでも気軽に集いあえる家にしたい。
10.その他(対コスト満足度など)
 計画当初は、夫の両親、私の両親の6人で住む予定でしたが、建築中、夫の父が亡くなり、H14年に私の両親が亡くなり、とても寂しくなりました。
 最初は、狭いと思っていた家も今では、広く感じられます。私の両親は、約3年から4年新しい家で一緒に暮らせたのですが二人ともとても喜んでいました。
 当初から難題であった複数の条件を1つ1つクリアして素晴らしい家ができました。
 ジェイ石田さん、佐藤さん、スタッフの皆様に感謝しています。ありがとうございました。