煉瓦、レンガ、れんが!
- 2006年12月16日
- ・ジェイ イズム
ジェイのレンガ論 レンガを愛する建築家!
ジェイ石田では、レンガをよく使います。その理由を少し
ひも解きたいと思います。横浜は、赤レンガが似合う。鎌倉は、いぶしレンガが合う。・・・地域の色、素材
メリットとして
・素材の力(質感の魅力)がある。
・開港以来の文化を支えた素材である。
・それは、自然素材で、ひとつ一つが全て違う。
・風合い、素材感がとてもよく、目に優しい。
・再生可能な素材である。
・耐火性が優れている。
・ものによって1000年長持ちする。
・時間の経過によって価値が上がる(特にヨーロッパでは)。
・加工が意外にしやすい。
・彫刻としても利用できる。
・陰影が美しい。
・光(電球色)を当てると美しさムードがにじむ出る。
・断熱性もある。
・遮熱性も考えられる。
・日本も実は、土の文化がある。
・積み上げ型なのでみんなで施工も出来る。
・太陽熱の蓄熱材として最適である。
(夏、室内床に使うと涼しく、冬、陽が当たると暖かさを貯める)
・メンテナンスがいらない。
・世界各国で生産している。
・灯篭や照明器具としても利用できる。
・子供も粘土から簡単に遊ぶことができる。
・ともかく、私たちの記憶の原風景をつくることが大切で・・・つぎの世代に渡すこと・・・大事です。
アルミや軽量物も現代的で良いですが・・・・何か寒気がしませんか?
地域性も感じられないですね~。
デメリットとして
・耐震性を考える必要がある。(ジェイは、解決済み)
・重量が意外と重い。
・輸送が大変である。
・ひとつ一つ積むので施工費が、少し高い。
・雨漏り対策を考える必要がある。(ジェイは、解決済み)
ニューヨークの摩天楼の外壁にもレンガが多く使われています。
それは、対向性が非常に良いことです。やはり、5年10年で改修
費が掛かるのでは、困るからです。私が、27回のホテルに
泊った時に隣の新築ビルで、職人の方が、レンガをひとつ一つ
積んでいました。本当に大丈夫かなあ~。と思いましたが、
いろいろ調べてみると、崩れない工法をちゃんと考えてありました。
地震は、今や日本だけの問題ではなく、アメリカもしっかり
調査、対応しているのです。
私は、日本のマンションは、薄いタイルをセメント系接着材で
貼り付けていますが、これは、将来とても危険なものになると
思っています。それに比べレンガは、鉄筋や錆びない受け材で
しっかり止めているので安全度は、はるかに高いと考えています。
たぶん、欧米と日本とのものをつくった後の存置させたい期間
(耐用年数)の違いと思いますが、本当にこれで良いのでしょうか?
私達もこれからもっといろいろな安価に安全な工夫をして行き
たいと思います。
レンガを家の一部に使うだけで・こんなにも素敵になる!・と
支持をいただいていることは、上記のメリット、デメリットを
理解し、それぞれに合った計画・デザインをしているからです。
と言い切りたい。・・・少し自信アリ