住宅ローンの商品の優劣だけでは、失敗する!?
- 2010年03月11日
- ■J.建築家ブログ
ジェイです。 2010.3.10付
いつも投稿がとぎれとぎれで申し訳ありません。
昨年は、特に忙しく・・・理由になりませんね。済みません。
最近、住宅ローンの金融商品がいろいろあって、ご相談を受けるのですが、
長期固定をご希望の方は、今は少ないのですが、いろいろ調べて行くとなぜか、
お金を貸す側に有利になっていて憤りを感じます。
それでも横浜銀行など数社だけは、借り側の事情を考慮して、つなぎ融資など
そうならないように対応しているところもあります。
現時点では、
長期金利(2.75%前後)と変動金利(最高0.975%)を比較すると1.8%程度は、
異なります。圧倒的に変動が有利で例えば4000万円借りると毎年72万円程度違います。
5年で360万円! 10年で720万円!こんなに違うのにはびっくりします。
フラット35sを使った場合で10年間金利が1.75前後になるとしても
5年で31万円! 10年で310万円!やっぱり違うのには少しびっくりします。
借り換えの場合は、手続き費が通常2%ぐらい掛りますが、フラット35sに変更できます。でも変動が、その差1.8%(2.75%→4.55%)より上がるのは、いつごろでしょうかね?・・・好景気になりそう?・・・疑問・・・そうなるちょっと前に借り換えしてしまえば良い・・・・のではないでしょうか?
それは、皆さんにお任せするにして、
ものづくり、家づくりの視点では、どんなに良い金融商品でも、建てた家が
魅力がなかったり、売れる要素が乏しいものでは、意味ないのでは・・・。
どんなに法律や基準で縛り、そして安い金利商品にしてもダメで、
配慮ある設計や施工ができてないと結局、あとで損するのは、住まい手になるでしょう。それには、経験や能力を絶えず磨いているような雰囲気が大事でしょう。
最低10年キャリアが設計士、施工者に必要になるでしょう。
そうじゃないような所をよく目にします・・・・心配です。
ある大手の住宅販売会社では、簡単な契約やローン対応をしているようですが、頻繁に引き渡しの時に、増額金などでもめるそうです。それで辞める社員も多いそうですが。たぶん、確認をせずに進めているのでしょう。
屋台も大きいと安価な家には、 きめ細やかな対応は無理なのでしょうね。
困った体質です。
もう少し慎重にどこが安心そうなのか・・・か精査してみてください。
ジェイより